写仏とは?


みなさんは「写仏」を知っていますか?


読んで字のごとく「仏を写す」ことです。


写経をご存じの方も多いと思いますが、写仏では、下絵に描かれた仏の姿を、上に置いた紙になぞって描きます。


写仏は仏教の修行としても行われることもあります。
写仏は描く瞑想です。


わたしたちは日々、時間に追われ、いろいろなストレスにさらされたり、葛藤したりしています。
脳は1日3万回も選択をしているといわれます。
わたしたちの頭はつねに思考でパンパンになっています。
考えるのをやめたくてもそれはなかなか難しいですよね。



写仏では、一本の線を引くことに集中します。
慣れていないならなおさら集中します。


下絵がちゃんとあるので、難しいことも考えずに頭を空っぽにして、手の動きを感じ、現れてくる線をみつめます。


うまく描くことではなく(失敗してもいいのです!紙はたくさんあります)目の前の線を引くこと、ただただなぞっていくことに集中します。


そうすると自然と頭が切り替わり、思考から離れ、日頃の忙しさや、悩みなどから離れて、おだやかな自分の本当の心とつながっていきます。


仏の姿を描く事で、心を静め、内側に深くつながっていくことができます。
脳がリセットされることで心が落ちつき、すっきりとした気持ちになっていきます。


そうして気がついたら、美しい仏が紙の上に姿を現しているのです。



ペンや鉛筆のなぞり書きの仏画も人気がありますが、このワークショップでは和紙に筆ペンで描くという形で、より深く写仏を体験していただきます。


これまでの仏画ワークショップでは小学校高学年のお子さんから80代の方までご参加いただいています。

描けなかった方は一人もいません!


どうぞ、描く瞑想を体験してみてください。


仏画はおいしい

わたしは「一度で何粒もおいしいのが仏画」と思っています。


1. たのしい
2. いつのまにか没頭
3. 気づけば素晴らしい作品が完成
4. 長時間集中したのになぜかすっきりリフレッシュ♪

5.持ち帰って額装して飾って楽しめる


描いて楽しい、見て楽しい、持って帰ってさらに楽しい!

それが仏画ワークショップです。


ワークショップの流れ


【 写仏で描く仏を知ろう 】
 知っているようでよく知らない、仏について下絵を選ぶ時にも役に立つ解説を行います。


【 練習 】
 仏画を描く時の筆運びなどを解説した後に、実際に和紙に練習してみましょう。


【 下絵を選ぶ 】
 たくさんの下絵があります。簡単なものから線がたくさんあるものまで。

 下絵の解説も行います。
 一番惹かれたものを選んでくださいね。
 時間内であれば何枚描いてもOKです。


【 写仏をおこなう 】
 線が震えようが、はみ出そうが、気にせずに描いていきます。

   頭の中でおしゃべりが始まったら、自分の手の動きと目の前に引かれ     ていく線に意識を戻します。

 完成した仏画は是非おうちに帰って額縁に入れてみていください。
 簡単な額装方法もお伝えします。



参加者のご感想


3月の東京ワークショップの参加者の皆さんからいただいた感想です


・想像以上におもしろく、そして集中してする事の楽しさ、大切さを感じました。

書きながらその神様、仏様に繋がるような感覚もあって今後も続けていきたいと思います。


・お手本も写仏も筆だった事で仕上がりも美しく、やりながら心も大変に鎮まり、2時間半があっと言う間でした。貴重な体験。
帰宅してから描いた観音様やドゥルガーについても少し調べたりして、違うワールドが知れました。


・何もせず座っているマインドフルネスは苦手ですが、この写仏は初体験でしたがとても没入出来て楽しかったです!
何か有難いお経?のようなBGMも相まって集中でき帰宅してからも翌日も不思議と疲れは出ず、すっきりと落ち着いた心持ちで過ごせました。


・絵を描くのが好きなので、とーっても楽しかったです。
最初筆使いが分からず、黒くつぶれてしまった丸も、終わる頃には綺麗に描けるようにもなり、もっと描いてみたいなと思いました。


・線を追うだけなので、文字と違ってより無心になれます。

目の周りがピクピクする症状が不思議とおさまってきました。


・なるべく早く綺麗に描きたいのだがその為には筆先に相当の集中が必要で無心になり二時間半はあっと言う間に過ぎていた。

集中力の継続は普段の仕事にも役立ちそうです。

自分の成長を感じられてとても楽しい時間でした。帰

った後良い筆ペンをAmazonで購入してしまいました(笑)


・とても集中出来て楽しかったです。


・描いているうちに自然に集中できていました。

その緊張と描きあがったときの弛緩。気持ちよかったです。

ありがとうございました。


・同じ下絵からでも、それぞれ違っていて面白かったです!

私は「顔がイノチ」って感じでイケメンに描けたのが嬉しかったです。目を入れるときのあの感覚、痺れました。


・過去に独学で仏画を描いて今一つ分からなかったのですが、みんごさんの優しくて温かい教えのおかげで学びが深まり楽しく描くことが出来ました。
先生の仏像や神様たちに対する愛が伝わって来ました。(日本もインドも)
まだまだ私も学びを深めたいたいと思いました!





ワークショップ



「心とつながる画ワークショップ2025 in KYOTO」

「白描画を描く」
 

初の京都での仏画ワークショップを開催します。


今回は「白描画(はくびょうが)」という線画の仏画を描きます。線画だけで描く仏画になりますが、白い紙に黒い線が映えてとても美しいですよ。


たくさんの下絵の中から、一番惹かれるものを選んで描いてみましょう!

描き方の指導や、練習も行います。



「ワークショップインフォメーション」
日程:5/19(月)

時間:15:30-18:30

料金:5,000円(筆ペン・用紙・下絵込み)

   (筆ペン持参の方は4,500円)

場所:京都市北区

   (お申込みの際に正確な場所をお知らせいたします)



「もちもの」
・手ぶらでもご参加いただけます!
・B4サイズの入るバッグなど
・汚れてもいい服装か、エプロンなど

 (そんなに汚れることはありませんが)
・老眼鏡や眼鏡(必要な方)
・筆ペン持参される方や、筆と墨で描きたい方はお持ちください

・お飲み物(蓋つき)



「お申込み」
下記お申込みボタンからお申し込みください


※お子様の参加の場合は、ご本人が参加したいという意思があり、
 2時間半座っていられる方とさせていただきます。
3日たっても返信がない場合はお手数ですがメールにてお問い合わせください
ringomingo022@gmail.cm

締め切り5/16 23:59




講師

大木みんご


画家

福岡県在住

子供のころから仏像に興味があり、独学で写仏や仏画を描き始める

好きな仏師は快慶 

結婚したい仏像は運慶の大日如来坐像(円成寺) 


「心とつながる仏画ワークショップ」を2017年より開始

地元福岡県や近県、お寺も含め多数開催